ガン漂流民にならないために
◆安易な転院はガン漂流民になる恐れがあります
人間には相性というものがあり、たとえば主治医と良好な人間関係を
築けなかったり、看護師とのコミュニケーションがうまく取れないと
いうケースは、お互い人間である以上珍しいものではありません。
そんな状況の下で、お見舞いに来た親戚や友人・知人から「○○病院
のほうが設備は充実しているし、○○がんの治療に実績をあげている
○○先生がいるから転院したら」などと言われたりすると、どうして
も転院を考えてしまいます。
しかし、病院を移るとそのたびに検査を繰り返したり、一時的にせよ
治療がストップすることになり、患者にとって好ましいとは限りませ
ん。また、転院先でのドクターや看護師と良好な関係を築ける保証は
ありません。
なかなか快方へ向かわない、ドクターとの相性が悪くて転院したいと
思ったら、まずは医局の責任者や看護師長などへ相談してみるのがベ
ターです。
もちろん転院することで気分が変わり、治療への意欲が湧いてくると
いう場合もありますが、一度転院すると、もっといいドクターや病院
はないのかと何度も転院を繰り返すことになり、経済的な負担も増え、
なにより患者自身をガン漂流民にする恐れがあります。
なにごとも100点満点を求めると辛くなります。足りないものを嘆
くのではなく、今あることに感謝することが現状を変えるきっかけと
なるはずです。
■コラム:大腸癌
大腸癌とは、大腸(盲腸、結腸、直腸)に発生するがん腫であり、肛
門管に発生するものを含めることもあります。アメリカでは3番目に
多い癌ですが、日本でも食生活の欧米化にともなって急増しています。
多くの大腸癌は大腸ポリープ(polyp)より発生するといわれています。
(有茎ポリープは)キノコの様な形状に増殖し、顕微鏡で観察すると
通常は腺腫とよばれる良性腫瘍です。
しかし、そのうちの一部は時間が経つと癌の一種である腺癌に進行し
ます。また現在は、ポリープ由来でない平坦な病変や陥凹性病変から
進行し、大腸癌になることがあることも明らかになっています。
<症状>
排便習慣の変化(便秘、排便時の疼痛、便の太さが細くなる)
血便
説明の付かない体重減少
貧血あるいは疲労感、沈滞、病的蒼白
腹痛、下腹部の膨満感
まったく症状が現れない場合も少なくありません。これらの一つでも
該当するならば、できるだけ早く医師の診断を受けるべきです。また
日本においては便潜血検査による健診が行われており、潜血反応陽性
の人は自覚症状がなくても積極的に検査すべきです。
治療方針は癌の病期によって変わってきます。早期大腸癌の(浸潤が
わずかな)場合は根治可能で予後も良好です。しかし、発見時の病期が
後期であるならば(遠隔転移がある場合)根治の見込みは少なくなりま
す。肝臓への転移等については、原発巣が根治できる場合に肝臓の合
併切除も行われ治療成績も比較的良いとされています。
外科療法が第一選択で、化学療法、放射線療法が個々の患者の病期や
医学的な諸要因により併せて実施されます。
スポンサー人間には相性というものがあり、たとえば主治医と良好な人間関係を
築けなかったり、看護師とのコミュニケーションがうまく取れないと
いうケースは、お互い人間である以上珍しいものではありません。
そんな状況の下で、お見舞いに来た親戚や友人・知人から「○○病院
のほうが設備は充実しているし、○○がんの治療に実績をあげている
○○先生がいるから転院したら」などと言われたりすると、どうして
も転院を考えてしまいます。
しかし、病院を移るとそのたびに検査を繰り返したり、一時的にせよ
治療がストップすることになり、患者にとって好ましいとは限りませ
ん。また、転院先でのドクターや看護師と良好な関係を築ける保証は
ありません。
なかなか快方へ向かわない、ドクターとの相性が悪くて転院したいと
思ったら、まずは医局の責任者や看護師長などへ相談してみるのがベ
ターです。
もちろん転院することで気分が変わり、治療への意欲が湧いてくると
いう場合もありますが、一度転院すると、もっといいドクターや病院
はないのかと何度も転院を繰り返すことになり、経済的な負担も増え、
なにより患者自身をガン漂流民にする恐れがあります。
なにごとも100点満点を求めると辛くなります。足りないものを嘆
くのではなく、今あることに感謝することが現状を変えるきっかけと
なるはずです。
■コラム:大腸癌
大腸癌とは、大腸(盲腸、結腸、直腸)に発生するがん腫であり、肛
門管に発生するものを含めることもあります。アメリカでは3番目に
多い癌ですが、日本でも食生活の欧米化にともなって急増しています。
多くの大腸癌は大腸ポリープ(polyp)より発生するといわれています。
(有茎ポリープは)キノコの様な形状に増殖し、顕微鏡で観察すると
通常は腺腫とよばれる良性腫瘍です。
しかし、そのうちの一部は時間が経つと癌の一種である腺癌に進行し
ます。また現在は、ポリープ由来でない平坦な病変や陥凹性病変から
進行し、大腸癌になることがあることも明らかになっています。
<症状>
排便習慣の変化(便秘、排便時の疼痛、便の太さが細くなる)
血便
説明の付かない体重減少
貧血あるいは疲労感、沈滞、病的蒼白
腹痛、下腹部の膨満感
まったく症状が現れない場合も少なくありません。これらの一つでも
該当するならば、できるだけ早く医師の診断を受けるべきです。また
日本においては便潜血検査による健診が行われており、潜血反応陽性
の人は自覚症状がなくても積極的に検査すべきです。
治療方針は癌の病期によって変わってきます。早期大腸癌の(浸潤が
わずかな)場合は根治可能で予後も良好です。しかし、発見時の病期が
後期であるならば(遠隔転移がある場合)根治の見込みは少なくなりま
す。肝臓への転移等については、原発巣が根治できる場合に肝臓の合
併切除も行われ治療成績も比較的良いとされています。
外科療法が第一選択で、化学療法、放射線療法が個々の患者の病期や
医学的な諸要因により併せて実施されます。


