がんの民間療法は慎重に

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がんは進行すると転移するなど治りにくい特性を持っているため、末期がんと
診断された場合などには、家族はなんとか治療の術がないものとかと考え、民間療法に期待を寄せるようになります。
民間療法の定義は一概にはいえませんが、一般的に医療保険の適用されないものが民間療法と呼ばれているようです。よく耳目にするのがアガリクスやメシマコブなどのキノコ類、お茶、水、海草、鮫の軟骨、プロポリスなどがあり、ほかにも食事療法、ワクチン療法やリンパ球療法(代替療法とも呼ばれます、気功、ヨガ、漢方薬などがあります。
いずれにしても健康保険の適用ではないことから高額になる場合が多く、しかも科学的な立証が明確でないことがほとんどで、実際に試してみる場合には事前にドクターへ相談するなど慎重を期した方が良いでしょう。


◆がん治療は民間療法だけに頼らない

病院での集学的治療を終えて緩解状態となり、以後は定期的な病院での検査と日常生活の中に食事療法や気功などを採り入れ、良好な状態を維持している人は少なくありません。
しかし、民間療法はあくまでも補完的なものであり、現代医学に代わる代替医療ではないことを忘れないでください。病院で受けていたこれまでの治療や検査をいっさい止めて、民間医療だけに切りかえるのは余りにリスクが大きいといえます。
また、一般にがんに効くといわれる健康食品などは長く続けるようにといっていますから、経済的な負担もかかってきます。まず現代医療を中心に置き、それを補完する意味で民間療法を考えるのがベターです。


■コラム:食道がん

食道がんは、食道に発生する上皮性の腫瘍であり、扁平上皮癌のリスクファクターとして喫煙、飲酒、香辛料の強い食事などが挙げられます。
日本では食道癌全体の93%以上を食道扁平上皮癌がしめ、発生部位も胸部中部食道に多いのが特徴となっています。


<症状>

食道がんの初期症状は食道違和感等の不定愁訴に近く、またリンパ節転移が多いことと、食道は他の消化器臓器と異なり漿膜(外膜)を有していないため、比較的周囲に浸潤しやすいこと等から進行が早いため、発見が遅れやすくなっています。
食道癌と診断された人では、その時点で74%の人が嚥下困難、14%の人が嚥下痛がを自覚しています。そして57%の人で体重が減少していますが、体重の減少の程度がBMIで10%以上の減少に相当する場合には、予後不良の可能性が高くなります。
呼吸困難、嗄声、胸骨後部または背部または右上腹部痛はまれですが、進行した病変の存在を示唆するものとして注意が必要です。


<治療>

食道がんの治療法は手術あるいは放射線・化学療法の単独もしくは併用となります。
0-III期までの進行期に対しては手術が多く行われています。粘膜面にとどまる0期の早期癌で3分の2周以下の高分化型のものなら、内視鏡を使った粘膜切除術により開胸を行わないで治療することが可能です。
旧来の食道癌の手術は、非常に侵襲が大きく、その比較的低い生存率と高い術後合併症発症率・術死率が問題となっていました。
近年は手術法の改善により手術合併症と死亡率の割合は著明に減少しています。
放射線(単独)療法は、特に扁平上皮癌で手術適応にはならないような局所進行例や高齢や心機能障害などで耐術能に問題のある患者に主に行われてきました。ある一定割合で5年生存が期待でき、手術のような重篤な合併症・手術死がおこらないメリットがあります。

化学放射線療法(放射線と抗癌剤の同時併用療法)は、手術に劣らない生存率が近年報告されており、手術可能な病期においても化学放射線療法を積極的に行って食道の温存を試みる病院が増加しています。
IV期食道癌の治療は化学療法となります。食道癌は比較的化学療法に反応しやすく、扁平上皮癌の方が反応性は良くなっています。
フルオロウラシル、タキサン系(パクリタキセル、ドセタキセル)、イリノテカンが単独あるいはシスプラチンと併用して用いられます。
しかし、化学療法による反応はたいてい数ヶ月以上は続かず、生存期間が1年をこえることはまれです。 IV期食道癌に対しても食事摂取の改善を目的として放射線療法が行われることがあります。


<予後>

胃癌、大腸癌を含む消化管の癌の中では予後は悪いのが特徴です。これはリンパ節転移が多いことと、食道は他の消化器臓器と異なり漿膜(外膜)を有していないため、比較的周囲に浸潤しやすいことが原因となっています。
食道がん全体での5年生存率は、1970年には4%でしたが現在では14%ほどに改善しています。


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