がん患者への酸素吸入と鎮静

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がん患者の家族を看病しているときに、何よりも辛いと感じるのは、がん患者が苦しんでいるのを目の当たりにすることではないでしょうか。
による疼痛、全身の倦怠感、食欲不振、吐き気や嘔吐、便秘、不眠、呼吸困難など、いろいろな症状がありますが、これらは病状の進行とともに顕著に現れ、がん患者本人や家族を苦しめます。
今回も、引き続き「呼吸困難」に焦点を当て、その対処方法についてご紹介します。


◆がん患者への酸素吸入について

◎がん患者の呼吸困難は緩和が難しい
がん患者の呼吸困難=酸素吸入」という図式を思い浮かべますが、がんの終末期に発生する呼吸困難には、必ずしも酸素吸入が効果的とは言えない場合があります。
たとえば癌が肺に広まっているケースでは呼吸に使える肺組織の面積そのものが減っているため、酸素吸入の効果は限られてきます。
とはいえ、酸素を吸っているという安心感を持つことができるので心理的な効果は期待できるでしょう。
呼吸困難は痛みよりも緩和するのが難しいとされ、薬を微妙に調節しながらケアを行う必要があります。

◎鎮静(セデーション
がん患者の呼吸困難が強くなり、薬を使っても緩和に効果がない場合、最終的な対処方法として「鎮静(セデーション)」という方法を取ることがあります。
これは、薬を使って苦しさを感じないようにがん患者の感覚を弱め、いわば眠った状態にすることです。
ずっと眠り続ける状態や一日のうち数時間は家族と話すことができるような状態にするなど、さまざまな方法が取られます。
一般的にセデーションはがん患者の病状が進み、残された時間が少なくなっている段階で、苦痛を緩和する最後の手段として使われます。



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