がん患者のQOLについて考える

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がんの病状が進行し、現代医療をもってしても治療が困難になったとき、残された日々をどう過ごせばいいのか分からなくなることがあります。
前回に続き、限られた時間を大切に生きるQOLついて考えてみます。

◆一日一日の目標に向かって共に歩む
が進行し、残された時間が限られるようになった場合、
「明日やってみたいこと」「明後日やってみたいこと」「来週やっておきたいこと」など患者と家族で話し合いながら短期間で行う目標を立て、その実行を協力する用意をしてあげましょう。
入院中だと制約がありますが、週末には自宅へ戻って家族全員でお茶を飲んだり、食事をしたりという水いらずの時間も過ごせるはずです。
また、家族全員での宿泊旅行もいい思い出づくりになります。がんが進むにつれて患者の心身は日と共に弱くなってきますが、
実現できそうな楽しい目標を立て、それに目を向けていることで癌にとらわれてがちな心を一時的にでも解放することができます。

◆がん患者と家族の思い出を積み重ねる
がん患者がやりたいと願っていることに家族が協力できると、がん患者はもちろん家族も楽しい時間を持つことができます。
「あと数ヶ月しか残されていない」とネガティブに過ごすのではなく、
「こんなに楽しい時間を共有することができた」とポジティブにとらえることで、貴重な思い出を積み重ねることができます。
悲しいことですが、人は誰しも命に限りがあります。残された時間をどう過ごすか、気持ちの持ち方ひとつですばらしいQOLを実現させることができます。

■コラム:骨肉腫
骨肉腫とは肉腫の組織型のひとつで、悪性の間葉性腫瘍のうち造骨細胞への分化ポテンシャルを有し、腫瘍骨を形成する能力を持つものです。
別名を悪性骨形成性腫瘍(あくせいこつけいせいせいしゅよう)と呼び、殆どが骨に生じますが、骨とは離れた軟部組織からも生じたものを骨外性骨肉腫といいます。
骨肉腫は多発性骨髄腫と悪性リンパ腫を除く骨の悪性腫瘍のうち、最も発症頻度が高いもので、単一の病変ではなく、いくつもの亜型を含みます。
その中で最も頻度が高いものが骨内通常型骨肉腫であり、予後が悪いもののひとつです。
長幹骨の骨幹端が好発部位であり、50%が膝周辺に発生します。

<病態>
長幹骨、特に脛骨や上腕骨の近位側および大腿骨遠位側の骨幹端が好発部です。
X線検査では、骨膜反応=骨表面から垂直に外側へ伸びている濃い不規則な陰影が認められます。
組織病理学的には、腫瘍細胞は多形性の強い核を有し、しばしば巨細胞を交え、異常有糸分裂像に富んでいます。

<徴候>この形式の骨腫瘍は、初めに長幹骨の腫瘤として現れます。筋付着部より発症した場合、正常な骨ほど強くなくなるため、その筋肉が衰えはじめます。

<治療法>
基本的な療法では外科手術と化学療法が併用されます。
骨膜性骨肉腫 (通常型骨肉腫より異型度の低い細胞から成り、骨膜から骨皮質外方のみに成長して骨中心側へは殆ど増殖せず、比較的予後の良い亜型) 等の場合は手術のみを行います。
かつては四肢に発生した場合は四肢切断し、義肢を装着することが必須でしたが、現在では四肢を切断せずに腫瘍を切除することも可能となり、患者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)が大幅に改善されました。

<予後>
30年ほど前までは、5年生存率30〜40%でしたが、今は60〜70%に改善しています。


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