抗がんサプリメントの効能について

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ここ数年、サプリメントの販売や購買者は急激に増加しています。
中には抗がん効果をセールスポイントにしているものも見受けられますが、サプリメントは薬ほどきちんとした臨床試験システムが確立されておらず、効果や副作用についてまだ未知数なのがほとんどです。
ただ、サプリメント大国であるアメリカでは抗がん効果も含めてサプリメントの動物実験や臨床試験が進行しているといいます。
まだ実験・試験の途中段階レベルということですが、今回もいくつかのサプリメントについて参考にすべき内容をご紹介していきます。

■冬虫夏草
◎検証では?
がんに効くという根拠は動物実験止まりで、臨床実験では効果を否定する結果も出ているということです。

◎副作用
特別な副作用はないということですが、口の渇きや胃腸の不快感、吐き気などを感じることがあるようです。
冬虫夏草には生態の不明な昆虫に寄生したものもあり、100%安全とはいえないということです。

◎特徴と成分
冬虫夏草は普通のキノコとは異なり、蜂や蛾など昆虫の幼虫に寄生し、成長する変わったキノコです。
一般的に疲労回復や滋養強壮の効果があるといわれています。
その成分には他のキノコより豊富に多糖類のβグルカンが含まれているといわれ、それが免疫機能を高めて抗がん効果があるとされていますが、臨床試験では否定的な結果も出ているということです。

■サメ軟骨◎検証では?
抗がん効果においては、人の臨床試験で信頼できるデータはないということです。

◎副作用
大きな副作用は認められていませんが、下痢や厳秘、低血圧、高血糖、黄疸などが報告されています。そのため長期にわたって服用する場合には、定期的な肝臓の機能検査をすべきです。

◎特徴と成分
サメ軟骨にはタンパク質や糖タンパク、カルシウム塩などが含まれていますが、がんとの関係で注目されるのは軟骨にある粘性物質のムコ多糖類のコンドロイチンです。
このコンドロイチンが、タンパク質とともにがんを増殖させる新生血管の形成を阻害すると考えられています。
実際に試験管レベルの実験では新生血管阻害作用は確認されていますが、臨床研究ではタンパク質成分などの分子量大きいため人の消化管からの吸収が難しいことから芳しい結果は出ていません。


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