粒子線治療でがん治療アイランドをめざす九州
粒子線によるがん治療に注目が集まっています。
さる日、このサイトにて福岡県久留米市の久留米大学医学部が来春をめどにがんワクチン治療のための外来を設置予定とはお伝えしたとおりですが、今度は放射線のひとつである粒子線による治療施設建設の計画が九州で動き始めていると耳目にしました。
篤姫人気で沸いた鹿児島県の温泉どころでもある指宿市では2011年4月の粒子線によるがん治療を開始するために施設建設が始動。
佐賀県では2013年の春に同県鳥栖市に粒子線治療施設開設をめざして県知事が福岡県にまで出向いて経済界に出資を要請したとの話です。一方、福岡県福岡市も粒子線治療施設を誘致するべく動いているといいます。
現在、国内には「筑波大学陽子線医学利用研究センター」や「国立がんセンター東病院」「放射線医学総合研究所」「静岡県立静岡がんセンター」「若狭湾エネルギー研究センター」「兵庫県立粒子線医療センター」の6ヵ所の粒子線治療・研究施設がありますが、もしも3つの粒子線治療施設が完成したと仮定すると、九州は一挙にがん治療アイランドとなり、九州内はもちろん四国や中国地方からのガン患者の来院が予測されます。
※既に鹿児島県や群馬大学付属病院などでは粒子線治療のための施設設置が進行中です。
■粒子線によるガン治療の特徴
放射線によるガン治療の中心といえば、エックス線に代表される光子線が主流となっていますが、光子線でがん細胞を攻撃しようとすると、どうしても体表面に近い正常な細胞までを傷つけてしまうリスクを避けることができませんでした。
しかし、粒子線は原子核を加速してガン患部に照射することができるため、体の奥でエネルギーが最大になる特長を持っているといいます。
そのため、体表面近くの正常な細胞に大きなダメージを与えることなく、狙ったがん病巣を少ない照射回数で攻撃できるといいます。
「夢のがん治療」とも呼ばれることのある粒子線によるがん治療ですが、放射線に弱い胃や大腸などに対しては強力すぎるといわれ、また転移ガンには適用性が低いとされるなど問題も少なくないようです。
さらに、健康保険適用外であることから、がん患者が粒子線治療を受けた場合には、およそ300万円の自己負担が必要になるとのことです。
とはいえ、粒子線によるがん治療は、今後にとって大きな光明であることはまちがいありません。
できれば、臨床の現場では経済的理由から治療の選択ができないということは避けていただければと切望します。
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篤姫人気で沸いた鹿児島県の温泉どころでもある指宿市では2011年4月の粒子線によるがん治療を開始するために施設建設が始動。
佐賀県では2013年の春に同県鳥栖市に粒子線治療施設開設をめざして県知事が福岡県にまで出向いて経済界に出資を要請したとの話です。一方、福岡県福岡市も粒子線治療施設を誘致するべく動いているといいます。
現在、国内には「筑波大学陽子線医学利用研究センター」や「国立がんセンター東病院」「放射線医学総合研究所」「静岡県立静岡がんセンター」「若狭湾エネルギー研究センター」「兵庫県立粒子線医療センター」の6ヵ所の粒子線治療・研究施設がありますが、もしも3つの粒子線治療施設が完成したと仮定すると、九州は一挙にがん治療アイランドとなり、九州内はもちろん四国や中国地方からのガン患者の来院が予測されます。
※既に鹿児島県や群馬大学付属病院などでは粒子線治療のための施設設置が進行中です。
■粒子線によるガン治療の特徴
放射線によるガン治療の中心といえば、エックス線に代表される光子線が主流となっていますが、光子線でがん細胞を攻撃しようとすると、どうしても体表面に近い正常な細胞までを傷つけてしまうリスクを避けることができませんでした。
しかし、粒子線は原子核を加速してガン患部に照射することができるため、体の奥でエネルギーが最大になる特長を持っているといいます。
そのため、体表面近くの正常な細胞に大きなダメージを与えることなく、狙ったがん病巣を少ない照射回数で攻撃できるといいます。
「夢のがん治療」とも呼ばれることのある粒子線によるがん治療ですが、放射線に弱い胃や大腸などに対しては強力すぎるといわれ、また転移ガンには適用性が低いとされるなど問題も少なくないようです。
さらに、健康保険適用外であることから、がん患者が粒子線治療を受けた場合には、およそ300万円の自己負担が必要になるとのことです。
とはいえ、粒子線によるがん治療は、今後にとって大きな光明であることはまちがいありません。
できれば、臨床の現場では経済的理由から治療の選択ができないということは避けていただければと切望します。


