がん患者の緩和ケアネットワークサービスが発足

がん患者の心身の苦痛を和らげるホスピス・緩和ケアの普及を図るためのネットワーク「ホスピス・緩和ケアネットワーク福岡」が2009年5月9日に発足したという報道がありました。

「ホスピス・緩和ケアネットワーク福岡」は、福岡市および近郊の緩和ケア病棟、在宅での看取りを行っている診療所、訪問看護ステーションなどの37施設がネットワークを組んだものです。

ガンが進行し、治癒が不可能な場合でも麻薬をはじめとする薬剤や心のケアなどによって心身の苦痛や不安を和らげ、あくまでもその人の人間性を尊重し、自分らしい最期を迎えてもらうことを目的に設立され、質・数ともに充実してきたホスピス。

最近は、住み慣れた自宅で最期を迎える「在宅ホスピス」に取り組む開業医や訪問看護ステーションも少しずつ増えてきていると耳にします。

福岡県の場合、緩和ケア病棟が全国でも最多の19施設あるということもあり、在宅ホスピスに尽力している医師も少なくないとのことですが、ホスピス・緩和ケアなどの施設と在宅ホスピスとの連携が確立されていないのが現状ということでした。

「ホスピス・緩和ケアネットワーク福岡」は、12施設の緩和ケア病棟、在宅ホスピスに対応する13の診療所、そして12の訪問看護ステーションから構成され、医師や看護師を対象にがん患者との向き合い方や痛みを和らげる技術向上の研修などを行うほか、がん患者や家族が希望するホスピス医療を選べるための各種情報提供を行うとしています。

また、がん治療を行っている地域の拠点である「がん診療連携拠点病院」や一般病院との連携もめざすとしていますが、これが実現すれば、がん患者のQOL向上に役立つだけではなく家族の心身の負担も軽減できるのではと思います。

これからに期待したいと思います。

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