抗がん剤の副作用と対処方法(第1部)

手術や放射線と並んで抗がん剤によるがん治療が行われていますが、抗がん剤治療には多かれ少なかれ、副作用がついてまわります。ここでは抗がん剤による主な副作用とその対処方法について考えてみたいと思います。


<骨髄抑制>
骨髄では血液を作るために造血幹細胞が活発に分裂していますが、そのために抗がん剤の影響を受けやすいとされています。実際に、ほとんどの抗がん剤で骨髄抑制が起き、それが強くなると感染や出血などの症状が出ることがあり、注意が必要とされています。

骨髄抑制は白血球や血小板、赤血球の減少を招きます。抗がん剤の治療が数ヶ月に及んだ場合には貧血などの症状も出ることがあり、赤血球を増やす薬剤や輸血が行われます。



<悪心・嘔吐>
抗がん剤の代表的な副作用が悪心や嘔吐です。ほとんどの抗がん剤で起こり、抗がん剤の投与後1時間から24時間くらいで発生します。

悪心や嘔吐が強いと食欲がなくなり、それが原因で栄養状態の悪化や体重減少、栄養不良などを招いてしまいます。

悪心・嘔吐はがん患者によって苦痛が強いだけに、最近ではカイトリルに代表される吐き気を抑える効果を持ったさまざまな制吐剤が開発・使用されています。


また、食事に留意することで抗がん剤による悪心や嘔吐を軽減できることから、以下の注意事項が奨励されています。

◎消化を促すために、よく噛んでゆっくりと食べる
◎一度の食事量は少なめにして回数を増やす
◎甘いものや油の多いものを控え、臭いの強いものも避けるようにする
◎水分を充分に補給する
◎食後2時間くらいは椅子に座って休養し、横にならない。
◎抗がん剤の投与中に吐き気を催す場合には、治療前の数時間は食事をがまんする
◎吐き気を感じたら深呼吸したり、冷たい水でうがいをするようにする


<口内炎>
口内炎が起こりやすい抗がん剤は、代謝拮抗剤のメトソレキサートや5FU、植物系アルカロイドなどとされていて高齢者よりも若年層に発症しやすく、白血病や悪性リンパ腫などの造血細胞のガンに多いといわれます。

多くの場合、抗がん剤を投与してから2日から10日くらいで現れ、改善するまでに約2〜3週間かかるといわれています。口内炎の予防には口の中を冷やすことで、抗がん剤投与の30分前から投与後の30分後くらいは口に水を含むことで血管を収縮させて抗がん剤の粘膜到達を減らすことができるといわれています。


スポンサー


gion2275 at 13:49│Comments(0)clip!抗がん剤 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Categories
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーについて■Cookieについて

1. サイト訪問者の利便性のためにCookieを使用することがあります。このCookieは、サイトに訪問した時、ログインした時に設定されます。

2. サイト訪問者数を計測するためにCookieを使用することがあります。

3. 掲載された広告でCookieを使用することがあります。

もし、第三者にデータ送信を行いたくない場合は、ブラウザのCookie機能をオフにしてアクセスしてください。

ただし、Cookieはインターネットでの一般的な技術であり多くのサイトで使われているため、Cookieを全面的にオフにした場合、一部のサイトが正常に機能しなくなる可能性があります。

■ウェブビーコンについて

ウェブビーコンは、ページを表示する際に呼び出される画像ファイルを用いて、特定のページの表示回数やユーザの動線を把握するという技術です。

ブラウザの設定で画像表示を抑制することでウェブビーコンを封じることはできます。

■Cookieの無効化について

Cookieの取得を拒否したい場合には、お使いのブラウザの 「ヘルプ」メニューをご覧になり、クッキーの送受信に関する 設定を行ってください。

ブラウザに保存されているCookieを削除することもできます。

■第三者配信による広告サービスについて

当サイトでは、第三者配信による広告サービスを利用しています。このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 (氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、ここをクリックしてください。