抗がん剤の副作用と対処方法(第3部)
手術や放射線と並んで抗がん剤によるがん治療が行われていますが、抗がん剤治療には多かれ少なかれ、副作用がついてまわります。
ただ、抗がん剤の副作用には個人差が大きく、なかにはほとんど副作用の出ないがん患者さんも少なくないということです。
抗がん剤の主な副作用とその対処方法についてご紹介します。
<倦怠感・疲労感>
骨髄抑制に加え、身体が抗がん剤の毒性を排除するために新陳代謝を活発化させることによって疲労感・倦怠感が起きるとされています。
程度は個人差が大きく、一般的に最初の投与時がいちばん強くて、次第に軽くなっていくのが特徴といわれています。
抗がん剤の治療が終わることで、だるさや疲労感は消えていきますが、仕事を持っている人は倦怠感や疲労感が起こることを想定して、仕事のスケジュールを立てるようにすることが大切です。
くれぐれも無理をしないこと。
それが抗がん剤の副作用に対して効果的な対処法です。
<腎毒性>
抗がん剤のなかには、投与する際にたくさんの水分をとらないと腎臓の機能障害という副作用を起こすことがあります。
投与時には点滴が併用されますが、治療が終わった後も1日に2リットルくらいの水をとるのが良いとされています。
<肝障害・心臓障害・肺障害>
あまり自覚症状がないこと。そして、抗がん剤治療後数週間から数ヶ月過ぎてから起こることがあるため、抗がん剤の副作用のなかでも注意が必要なものといわれています。
適切な対処方法がないということで、定期的に検査を行って障害の兆候があれば抗がん剤治療は中止されるようです。
また、脳症や肺線維症が起きた場合には、迅速な治療が求められます。
これらの抗がん剤による副作用は、すべてのがん患者さんに起こるものではありません。何度も言いますが、副作用が起きても非常に軽い人も多く、個人の体質や治療時のコンディションによって大きく異なります。
抗がん剤の副作用は避けられないものと決めつけず、できるだけ精神的にリラックスして抗がん剤治療を受けるようにしましょう。


