がん治療 抗癌剤と吐き気について

がん治療のひとつに化学療法(抗がん剤治療)がありますが、代表的な副作用として吐き気や嘔吐があります。

なかでも白金を使った抗がん剤「シスプラチン」には強い催吐作用があり、個人差はあるものの多くのがん患者が吐き気や嘔吐に悩まされ、ひどい場合には治療を一時中断するというケースも見られます。

こうしたことから抗がん剤治療=吐き気というイメージが定着してしまい、まるで暗示にかかったかのように治療前から吐き気を催す人も少なくないようです。


抗がん剤の副作用である吐き気や嘔吐に対しては、多少は仕方ないものとされて充分な対応がされてきませんでした。

しかし、医療陣の意識変化や吐き気や嘔吐を何とかしてほしいという患者や家族のもあって、抗がん剤の副作用として生じる吐き気や嘔吐を抑えるために使われる新しい制吐薬が相次いで登場してきました。


日本では現在、がん治療に使用できる制吐薬は、副腎皮質ステロイド(デキサメタゾン)、5-HT3受容体拮抗薬、ニューロキニン1(NK1)受容体拮抗薬の3種類になっているようです。

デキサメタゾンは従来より制吐薬として使われてきましたが、その後、5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬が登場してきました。

NK1受容体拮抗薬となるアプレピタント(商品名:イメンド)はもっとも新しい制吐薬で急性だけでなく遅発性の吐き気・嘔吐の予防効果もあることが確認されているそうです。

一方、5HT3受容体拮抗薬は、基本的に急性の吐き気・嘔吐の予防に効果があるとされていますが、新薬のパロノセトロン(商品名:アロキシ)は、長時間効果が持続することから、遅発性の吐き気・嘔吐にも予防効果が期待されているそうです。


がん治療で化学療法(抗がん剤治療)は、手術や放射線療法と並んで主要な治療法で、ある種のがんに対しては著効が認められるのも少なくないと聞きます。

副作用である吐き気や嘔吐が抑えられたら、精神的にも落ち着いて積極的に抗がん剤治療を受けることができるはずです。

今後も、より効果的な制吐薬剤の開発・使用がなされることを期待したいと思います。


スポンサー


gion2275 at 09:15│Comments(0)clip!抗がん剤 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Categories
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーについて■Cookieについて

1. サイト訪問者の利便性のためにCookieを使用することがあります。このCookieは、サイトに訪問した時、ログインした時に設定されます。

2. サイト訪問者数を計測するためにCookieを使用することがあります。

3. 掲載された広告でCookieを使用することがあります。

もし、第三者にデータ送信を行いたくない場合は、ブラウザのCookie機能をオフにしてアクセスしてください。

ただし、Cookieはインターネットでの一般的な技術であり多くのサイトで使われているため、Cookieを全面的にオフにした場合、一部のサイトが正常に機能しなくなる可能性があります。

■ウェブビーコンについて

ウェブビーコンは、ページを表示する際に呼び出される画像ファイルを用いて、特定のページの表示回数やユーザの動線を把握するという技術です。

ブラウザの設定で画像表示を抑制することでウェブビーコンを封じることはできます。

■Cookieの無効化について

Cookieの取得を拒否したい場合には、お使いのブラウザの 「ヘルプ」メニューをご覧になり、クッキーの送受信に関する 設定を行ってください。

ブラウザに保存されているCookieを削除することもできます。

■第三者配信による広告サービスについて

当サイトでは、第三者配信による広告サービスを利用しています。このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 (氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、ここをクリックしてください。