厚生労働省、薬事承認適応外抗がん剤の保険適用を発表

厚生労働省保険局医療課(03−5253−1111)では、医療従事者を対象として薬事承認上は適応外であっても保険適用の対象となる薬剤のリストを公表しました。

がん関連の薬では、日本胃癌学会が要望を提出したカペシタビン、日本臨床腫瘍学会が要望したゲムシタビン、日本産婦人科学会と日本婦人科腫瘍学会が要望したノギテカン、日本核医学会が要望した3-ヨードベンジルグアニジンが対象となっています。

薬事承認上は適応外ということですが、保険適用とする薬剤の効果・効能は以下のようになっています。

■カペシタビン(販売名「ゼローダ錠300」
治癒切除不可能な進行・再発の胃癌

■ゲムシタビン(販売名「ジェムザール注射用」)
がん化学療法後に増悪した卵巣癌

■ノギテカン(販売名「ハイカムチン注射用1.1mg」
がん化学療法後に増悪した卵巣癌

■3-ヨードベンジルグアニジン(123I)(販売名「ミオMIBG-I123注射液」
腫瘍シンチグラフィによる褐色細胞腫の診断


たとえばカペシタビンは、体内に入ることで肝臓や腫瘍内で代謝され抗がん効果を持つ5-FUになるように工夫されています。

カペシタビンそのものには抗がん効果はありませんが、体内で5-FUに変換されて初めて抗がん薬として効果を発揮するわけです。

がん組織中に多く含まれるサイミジンフォスフォリラーゼという酵素の働きで5-FUに変換されることで腫瘍内で高い5-FU濃度を維持でき、これまで有効な薬剤がなかった進行がんの治療への応用が期待されています。


抗がん剤は日進月歩で新しい薬剤が誕生しています。臨床試験も大切なことですが、がん患者やその家族にとっては、希望のひとつになるものです。

効用と副作用との問題など複雑な問題もありますが、少しでも可能性があれば試してみたいと思うのは偽りのない感情だと思います。


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gion2275 at 18:54│Comments(0)clip!抗がん剤 

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