癌の温熱療法(ハイパーサーミア)について

先日、九大病院へ今年最初の検査へ行ってきました。問診、触診ではおかげさまで今回もセーフとなり、後は6月にまた超音波検査となりました。
吐き気のことも相談しましたが、「人よりも嘔吐反応が強いみたいですね…」と言われただけでした。
本当は具体的な対処方法を教えて欲しかったのですが、個人差がかなりあるみたいだから仕方ないですね。
管理人の場合、どうしても吐き気が強いので、歯磨きを丁寧にすることができません。そのため、歯石がけっこう付着していると指摘されました。来週末には近所の歯科へ歯石除去に行くことにしました。
それからタケちゃん様、コメントありがとうございました。深く感謝いたします。
話は全然変わりますが、いま、これまでの抗がん剤・放射線・手術によるがん治療の効果を高める「ハイパーサーミア(温熱療法)」が注目を集めているとニュースがありました。
ハイパーサーミアは、高周波を利用するサーモトロン-RF8という装置で体の表面から深部まで加温する治療法です。
もともとは、熱に弱いがん細胞の特性に注目し、ガンを摂氏42〜44度で死滅させる目的で開発されました。
ある臨床例では、肺がんに抗がん剤とハイパーサーミアを併用した場合、がんの消失・縮小効果を表わす奏効率は、薬剤単独の倍以上という結果が得られたそうです。
ハイパーサーミアは脳と眼球を除くあらゆる部位のがんに適用可能で、副作用がほとんどないのが特長だといわれています。
残念なことは、ハイパーサーミアによる治療施設は全国で約70ヵ所にすぎず、圧倒的に不足しています。
また、保険点数が決められており、何回治療しても定額で、医療機関にとって経営上のメリットが少ないこと。がんの専門医がこの治療法を理解していないといったこともあるそうです。
一日も早い普及を望みたいと思います。