直木賞作家の渡辺淳一さん、前立腺がんで逝く

「失楽園」や「愛の流刑地」など男女の濃密な性愛を描いた恋愛小説や、医療を題材にした作品で知られる直木賞作家の渡辺淳一さんが4月30日午後11時42分、前立腺がんのため、東京都内の自宅で死去されました。
享年80歳でした。

渡辺さんは北海道出身。札幌医大在学中から同人誌で小説を発表していたほど文学を愛していたそうで、卒業後は札幌医大で講師をしていましたが、和田寿郎教授による心臓移植事件を批判したことがきっかけとなり医大を辞職。

その後、専業作家を目指して上京し、事件を題材にした「小説心臓移植」(後に「白い宴」)を発表して話題となりました。

医師の経験から医療小説を多く発表し、1970年に「光と影」で直木賞。
80年には野口英世の人生を描いた「遠き落日」と「長崎ロシア遊女館」で吉川英治文学賞を受賞しています。

80年代に入ると、「化粧」「ひとひらの雪」「化身」などの大人の恋愛小説を世に送り出しました。
中でも中年男女の不倫をテーマにした「失楽園」は大胆な性描写で話題となり、250万部を超す大ベストセラーになりました。

旺盛な執筆力で、次々と話題作を発表してきた渡辺淳一さん、次の作品を期待していましたが、残念なことになりました。心よりお悔やみ申し上げます。



■前立腺がんは、男性特有のがん
前立腺は精液の一部を作る働きがあり、男性特有の臓器です。前立腺は尿道をぐるっと取り囲むようになっていて、普通は3〜4cm大のクルミの大きさです。
また、直腸に接していて、肛門から指で簡単に触れることができるため、直腸診という診察が前立腺の病気の診断に有効だとされていますが、初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、見つかったときは進行していた…ということが少なくありません。

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前立腺がんの発がんのメカニズムはまだ解明されておらず、前立腺がんが発生してから症状を呈するがんに育つまでには30〜40年かかるといわれ、それだけに高齢者ががんになる比率が増えています。

一般的に前立腺がんは進行が遅く、治療法もさまざまな療法があるため5年以内に命を失う確率は、ステージA、Bでは10%以下、Cでは20%以下と低くなっています。

転移があると数字は大きく下がりますが、骨転移があっても5年生存率は30%くらいだといわれています。また、転移があっても転移巣が小さいほど生存率が良好な結果が見られるため、早期発見・早期治療は重要です。



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gion2275 at 22:30│Comments(0)clip!がんで逝った人 

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